東京都足立区内 現場
構成材「板」 交換補修工事
駐車場との境に設置している万代塀に、駐車車両が接触してしまいましたが、柱には損傷が見られず、塀の通りも狂いがなく、板2枚のみ破損してしまった補修交換工事です。
万代塀の板に外力が加わった場合には、各構成材の強度の差により、柱を含めた塀全体が傾くよりも、まず板が折れて外れる傾向にあります。
また、最上段の板には飾り板の一種である「四ツ菱」を用いていますが、開口があるため普通の板に比べひび割れが発生しやすい虞がありますが、上端を「かさ木」の溝に嵌めて隙間を目地モルタルで充填してあるため、破損を免れています。