東京都 大田区内 現場
地上高さ H=1,800mm ~ H=2,100mm
各柱直柱 かさ木現場打 仕様
寺社の境に位置するこの現場には、これまでにも組立塀が
あり、老朽化に伴い建て替えすることとなりましたが、
神社側には御輿庫、寺院側には墓地が隣接する狭隘地で
あることから、柱は全て直柱を用い、資材は全て人力での
搬入となりました。
また、施主様のご要望により「かさ木」は構成材を用いず
現場打にするとの事で、柱を建てて板を設置した
状態での引き渡しとなりました。
初期の万代塀は、柱のみ工場生産品とし、壁面及び
かさ木は現地で型枠を組み、手練りのコンクリートを
流し込んだそうですが、JIS規格が制定された昭和31年
以降は全てプレキャスト化された構成材を現場で
組み立てる工法となっております。