神奈川県 大和市内 現場
「板」「かさ木」 交換
当社が50年近く前に施工した地上高H=1800の万代塀で、経年劣化が顕著になってきた箇所の構成材「かさ木」と「板」を交換しました。
万代塀の最上部に載せる「かさ木」は、雨水が直接当たるため、経年すると徐々に表面が黒ずみ中性化の影響も受けやすくなる構成材で、今回はすべての「かさ木」を交換しました。
東日本大震災では、突き上げる力で「かさ木」が外れたという事例が発生したため、以後「かさ木」端部の形状をV字形に変え継手鉄筋を用いて「柱」と「かさ木」を固定する工法を採用しており、今回のように経年劣化が見受けられる「かさ木」を交換することで、万代塀自体の寿命を延ばすことはもとより、地震に対してもより安心・安全が担保されます。